2013年 02月 19日
今日は友人の展覧会を観に行きました。 地下鉄に乗るとほぼ全員が携帯をいじっています。 で、私は持ってないのに気がつきました。 はっきり言って、いつも「あなたは携帯を携帯してない人だ。」とか「鳴らして出たためしがない。」とか言われます。 それは、着信がバイブレータになっているからです。そして、私はそれをちゃんと音が出るような設定にどうしても出来ないからなのです。涙 ところで働いていた頃は、携帯を忘れるとかなり焦ったものですが、今日は全然何とも思いませんでした。 もしかして要らない?のかも。東京では。 ということで、誰にも呼び出されず、展覧会を観ることが出来ました。 これから先は面白くないかも知れません。感じたことをつらつらと書いてみました。 ひとつは赤木明登さんのドローイング。 これはねえ、もうドローイングというか、現代美術です。 私の好きなマチエールそのものが作品になっています。 最高にいい感じの色と風化の仕方でした。 もともと輪島で塗り物をやっている漆の作家です。 家庭画報社の編集者から脱サラして弟子入りしたという経歴の持ち主ですが、 もともと哲学を勉強していたので、書くものもなかなか読ませます。 たぶん彼の人生そのものが作品なのでしょう。 しかも、今一番メジャーな旬の人と言っても間違いではないでしょう。 作品は、まず古い木を拾って来て好きな大きさに足したり、切ったりして、まずバーナーで木目を出す。 その後漆を塗るのですが、銅や鉄の粉を漆に混ぜて塗り、それらが時間とともに変化するよう、森の中に放置するのです。 上から木の葉が散って来たり、動物が歩いたり、濡れたり、乾いたりという変化を経て、作品が完成するという感じ。 つまり風化。 もちろん手も加えるのでしょうけど、普段作っているものは、お盆やお椀など日常の用の食器です。 そして一方ではこのような何の役にも立たない作品を作り発表する、というパラレルな発想。 人の頭の中にはたぶんあれもこれも、というアイデアが渦巻いているのだと思うのですが、それを具現化出来る人は少ないのだと思うのです。 うまく書けませんが、これについては、そのうちにまとめてみたいと思います。 もうひとつは、何度かグループ展で一緒だった友人の個展。 私と違って彼女はちゃんと定年まで勤め上げ、今ようやくフリーになった人。 作品にそれがよく現れています。 とても自由で柔らかくなっています。 やっぱりたまには人の作品も見ないとね〜。 殻付きアーモンドを売ってました。
by fran0923
| 2013-02-19 00:29
| 展覧会
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